20年近く園経営を研究してきて、
環境の変化、マーケットの変化で園経営の最適な姿も変化し続けています。
2歳児の受け入れがずっと伸びてはいましたが、ここまで大きくは思わなかったし、
幼稚園にここまで就労支援が必要になる社会になるとは思わなかった。
国策でいいのでしょうか?国の政策による社会の変化、生活の変化は影響が大きいですね。
これらは時流になりますから、抗うことはできませんし、抗うより流れに乗る経営がいいでしょう。
現代の学校法人・宗教法人・個人立の園経営の最適化は、
1.教育を柱とした園経営(保育園の柱は保育です)
2.保育ニーズ捉え整えること(選択肢のある経営)
3.見込み者(園児・教員)の会員化(しかも経験したことないほどの大人数)
1は内容様々で園ごとに違います。対保護者に対してはどれが人気で最適とは言えません。
教育は嗜好品だからです。しかし、そこに「人間を育てる」、
つまり人間性を育てることは柱に置くべきでしょう。
教育内容は様々でも、目的は常に人間性の育成に置き、全力で説明することです。
2.は地域性の違いありますが、保育は日常品になりますから、品揃え勝負です。
園の地域社会を分析し理解して、できるだけ多くの保育ニーズを抑えて整えましょう。
幼児教育を受ける園児数が多いかどうか、ではなく、
多くの機能をそれぞれ少人数で利用していて、合わせると大人数の小規模多機能型がベストです。
教育が柱で、自身の生活環境に合わせて選択肢が豊富にある園運営を整えます。
そして、その最適化した園を広報し、多くの方に知ってもらいましょう。
多くの方に知ってもらうためには、会員制度を導入し、多くの会員を持つことです。
会員制度(要はファンクラブ)を作り、最大のコミニュティに育てます。
園児数は数勝負ではありませんが、会員数は数勝負です。
会員数が多ければ多いほど、園経営は安定し、成長し続けるでしょう。