「社会現象を理解して変化する」

2020年度は新型コロナウイルスの影響なのか、

5月は少なかったのですが、8月に入って新人教員の退職希望が多く出ました。

5月は休園のために落ち着いて仕事ができていましたが、

園が再開し仕事が忙しくなった6・7月を経て、5月病が8月に発生したようです。

普通は、余程の事がなければ年度末まで継続するのですが、

最近の新人教員は即退職となるのでたいへんです。

そもそも就職してから退職までの期間が、年々短くなっているように感じます。

5年間続ける先生はどんどん少なくなり、3年間続ける先生も減少しています。

3~5年目の壁と言われてきましたが、2年目の壁も出現しているようです。

退職理由も多様化し、他にやりたいことがある・保育園で働きたい・妊活したいなど様々です。

また退職理由がよくわからないという人も多くなっています。

理由はよくわからないのですが、推測するとやはり園とのミスマッチなのでしょう。

そもそも教育・保育に向いていない人だった、園の方針・ルールに共感できない人だった、

園の仕事に対する姿勢・雰囲気についていけない人だったなどのミスマッチ退職です。

退職を減らすために、自園を変化して対応するという考え方もありますが、

個人の仕事に対する考え方・価値観が変化してきた社会現象と捉える必要もあるかと思います。

コロナ対策もそうですが、人間には知恵と工夫する力がありますから、

事象を正しく捉えて社会現象に対応・適応した、

環境設定・経営計画・園の方針・ルール設定などの園全体の枠組みを再構築していきましょう。

特に職場環境・業務内容・教職員向けの方針・園内ルールについて再構築しましょう。

(転職・副業が当たり前の時代になりますので、中途採用者にも提示できるように再構築します。)

再構築したものを、広報・採用・園児募集などのマーケティング活動に連動させて、

園児の受入体制・表現内容・発信する場所・最終的に入園・就職してほしい人を明確にしましょう。

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